郷土料理研究会(奈良尾エリア/奈良尾)
郷土料理研究会 KYODORYOURI KENKYUKAI
ー奈良尾エリア・奈良尾ー
訪問日:2022/10/9(アコウの朝イチ)
本日紹介するのは、奈良尾の「郷土料理研究会」の「紀寿し」!
「アコウ朝イチ」こと、奈良尾の日曜朝市は毎月第2日曜の朝9時ごろから奈良尾のあこう通りで開催され、通りが埋め尽くされるほど多くの人で賑わいます。私のアコウ朝イチのお目当ては「郷土料理研究会」が作る、奈良尾の郷土料理「紀寿し」。
アコウ朝イチでしか手に入らない、幻の奈良尾名物!朝イチでも即完売するほどの超人気で、早めに行ったおかげで何とか買えて良かったー!
「紀寿し」は頭から尻尾まで、アジを丸ごと使った豪快な見た目の奈良尾の郷土料理!身が締まった小さなアジを、獲れたその日に背中から割り、骨を丁寧に取り除いた後、塩に2日、酢に2日、甘酢に一晩以上漬けてから握る、手間ひま掛かったお寿司です!
見た目的にヒレとか小骨が刺さりそうな感じがしますが、全くそんな事はなく、柔らかくてペロリと全部食べられちゃいます!生臭さも全くなく、甘酢のさっぱり感が美味!
見た目の豪快さと反比例する予想以上の美味しさ!
即完売の理由がわかりました。
この「紀寿し」は400年ほど前に上五島に移住した紀州の漁師たちが作った、長い船旅に備え、保存食として酢漬けにした魚の寿司が由来。その後、奈良尾の家庭に根づき、次第に郷土料理となっていったとのこと。その昔はサバを使っていたそうですが、現在はアジを丸ごと1匹使うようになりました。
しかし、次第に時代が経つにつれ、核家族化や高齢化により、この伝統料理が失われつつありました。そこで郷土料理研究会が立ち上がり、各家庭で異なるレシピを調査・研究し、懐かしの味を復活させたのです。
「紀寿し」はアコウ朝イチでのみ販売されるので、奈良尾の地元でも中々食べることが出来ない貴重なお寿司!是非上五島にお越しの際は奈良尾の朝市に来て、人気の「紀寿し」を味わってください!
御馳走様でした!
◆店舗情報
店名:郷土料理研究会(きょうどりょうりけんきゅうかい)
以下、アコウの朝イチ(奈良尾日曜朝市)についての紹介。
開催時間:毎月第2日曜の朝9時より
※記載された情報が原因で発生した損失や損害について、当方では一切責任を負いかねます。